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癒しと破壊は水の如く…10

その痛み、苦しみを越えた時















石灰岩の山。
そこは全体的に茶褐色の色合いにまとまっている。
バルベロン全体がこのような色合いで纏まっているが、石灰岩の山はバルベロンの他のエリアと比べて木が生えない不毛の土地のような印象を受ける。
そんな場所をソプデトは愛熊きぃちゃんを連れて崖に沿って歩いていた。
途中、モクダック温泉入口が遠目に見えた。
テンプラーに任命されたら一度ゆっくり温泉にでも浸かりに来ようね、ときぃちゃんに話しかけると、きぃちゃんは何かを思い出したようにブルブルと震えたが、ソプデトには意味がよくわからなかった。
(後にセイランからその理由を聞いて知る事になる)
ひたすら西へと歩いて行くと、シーエフが5人ほどたむろしているのが見えた。
今までみたシーエフとはオーラが違う所を見ると、恐らくオルネラの崇拝者だろう。
ソプデトは目を閉じて深く息を吸い込み、杖に光を集めて杖を振り、オルネラの崇拝者にぶつけた。
一斉に5人が振り向く。

「何やつ!?」

「見た所エルフのようだな。」

「しかしオルネラ様に謝罪というわけではなさそうだ」

「何をしにきた!?」

「用向きを申せ」

「私はヴィア・マレアはビビアナ・ナディブ様より討伐依頼を指示されましたソプデトと申します。あなた方を倒させて頂きます」

オルネラの崇拝者は馬鹿にしたようにフンと鼻を鳴らした。
もっとも、仮面を被っているので本当にに鼻を鳴らしたかどうかは怪しいが。

「小娘!殺されたくなくばさっさと去れ!貴様に我らを殺す事はできぬ!」

その言葉にソプデトは杖を両手でぎゅっと握り締めた。

「できます!私には目指すものがあるから…!」

左手を空に向けて掌に金色の光を集めた。
そしてその左手を振り下ろして相手に向けた。
しかし掌から放たれた金色の光線が前にいた崇拝者の肩を貫いただけだった。

「どこを狙っている?目を閉じていては我らを倒すことは到底不可能だ!」

あっという間に崇拝者の一人が間合いを詰めてきた。
慌てたようにソプデトはマジックバリアを掛ける。
崇拝者の振り下ろしたゼンがソプデトの頭数センチの所で止まった。

「なるほど、マジックバリアか…厄介なことよ…!ならば!!」

崇拝者が何度もゼンでマジックバリアの膜を叩き続ける少しずつヒビが入ってきた。
ソプデトは杖に篭められた魔力で光の玉を作り出すと崇拝者にぶつけた。
しかし精神力を高める精神エルフの攻撃は魔法に対する知識を高めて強い魔法攻撃を使うダークエルフやいわゆる知エルフと呼ばれる存在とか異なり、格段に弱い。
(ダークエルフに関しては一部例外もいるが…)
もう一度左手を空に向けて金色の光を掌に集めると今度はしっかりと崇拝者を見据えて魔力を解放した。
耳をつんざくような悲鳴を上げて崇拝者が倒れて消えた。

「おのれ!エルフの小娘ふぜいが!!!」

残りの4人の崇拝者が一斉にソプデトに襲い掛かった。
ソプデトはマジックバリアを張り直すと衝撃に備えて強く目を閉じた。
範囲魔法を持たないエルフにとっては攻撃を吸収するマジックバリアをかけて一匹一匹対処するしかないのだ。
しかし衝撃はいつまで経っても来なかった。
代わりに金属同士がぶつかる特有の音がソプデトの真ん前で聞こえた。
恐る恐る目を空けると、まず目に入ったのが黒い背中だった。

「アーホバーカマーヌーケー。お前のかーちゃんデーベーソー」

「セ…セイラン!?」

「苦戦しておるのぅ」

4人の崇拝者達のゼンをセイラン一人で受け止めていた。
しかし、なんとも子供っぽい暴言で登場したものだ。

「破っ!」

気合いの篭った掛け声とともに4人の崇拝者をゼンごと押し返した。

「ソプデトよ。そのような事では、我らの兄弟とは認められぬな」

「なぜ時代劇風…」

かなり昔、ナーガルがメイジからウォーロックに転職する際に感じたが出来なかった突っ込みを見事にやってのけた。
普段は中性的な口調だが、いざ戦いになるとこの口調になるため、戦闘モードは時代劇風になるのだろう、とソプデトは解釈した。

「黙れ!我ら兄弟はそなたをそのようにひ弱なエルフに育てた覚えはないわ!」

セイランは今度はソプデトにゼンを突き付けた。
ソプデトも負けじとにっこり笑った。

「育てられた覚えもありません」

その言葉にセイランはフッと笑うと再びゼンを構えた。
襲い掛かってくる崇拝者のゼンを自分のゼンで払い、反対側に返して反撃をする。
二つの穂先が両端に付いた槍の形状をしているゼンは相手の流れに逆らわず、受け流し、流した流れに乗って自分に有利になるように武器を操作する。
それはまるで舞を舞うような華麗な動きだ。
そしてヒューマンのように速い攻撃速度はないが、重いゼンの一撃を生かして確実に相手を仕留める、それがデカン族だ。

「ソプデトよ。はよう倒すのじゃ!これは私の使命にあらず!そなたの使命よ」

「で…でも…」

「殺さぬために抜いて戦うというのは疲れるのじゃ!!!はようせんとこやつらを始末した後にそなたも切り捨てるぞ!!!!」

よく見ると、セイランは全く相手に致命傷を負わせておらず、むしろソプデトが攻撃しやすいように隙を作っている。
あくまでもとどめを刺すのはソプデトなのだ。
ソプデトは杖を握り直して呪文を唱えた。
セイランが作った隙をうまく突いて崇拝者達を倒した。

「ソプ、やっぱり貴女にテンプラーは向いてないよ」

「なんで?」

「倒す事をためらうならプリーストになりな。じゃあね」

セイランはスッとダン族のように姿を消した。


《続く》
_____
セイラン出ばり過ぎ…

しかし…あっさり倒せるクエMOBがこんだけ大袈裟になるとは…
我が妄想力ながら恐ろしい…


《END》
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