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癒しと破壊は水の如く…8

守るべきもの、倒すべき相手。















ヴェーナバインドに出ると、ソプデトは魔法アカデミーを目指した。

「きゃっ」

急ぎ足で走って急に足が何かに引っ掛かり、地面にキスをする形になってしまった。
鞄に入れていた物が辺りに散らばった。
一つ一つ鞄の中に仕舞っていると、先程心眼の箱から取り出した物が目に入った。
巻物のような物なのだが、紐が解けて中が見えた。
ソプデトは少し戸惑いながら書かれた文字を読んだ。

「聞け、愚かなエルフどもよ…

封印された予言の力は私たちが頂く。お前たちがそれほどまでに大切にしていたデルピンの予言さえもシーエフのものとなった今、疫病で死にそうな者たちを見捨てた自らの罪を悔い、許しを請うがよい。
玉璽に秘められた予言を抜き出すことができるのは女王だけだとわめいていた愚かなアカデミーの学者どもは嘲弄されて当然だ。治癒の力で万人を助けるとのたまったお前たちの愚かで生意気な行為に対して直ちに謝罪するがよい。

いったいなんなの…!?」

ソプデトは全速力でアカデミーのビビアナ・ナディブの所に駆け込んだ。
息を切らせてビビアナに巻物を渡した。

「さもなくば、お前たちの形見レゲノン王家の玉璽はお飾り以上の意味を永遠に取り戻すことはできないであろう。この警告を見つけた幸運の持ち主は、今すぐ自分の主にシーエフの指導者オルネラ様がエルフどもの謝罪を待っていると伝えろ…
シーエフの指導者オルネラ…やはりこの状況を作り出したのは彼らのようですね。皮だけ残った玉璽か…急がなければなりません。この警告文の内容が事実だとすれば我々エルフ最大の宝物が今、彼らの手の中にあるということです。これは深刻な危機だということです」

ビビアナの巻物を持つ手がワナワナと震えた。

「エルフとしての本文を忘れて女王を裏切った反逆者どもがお詫びを要求するなどと…あってはならない事です。」

ビビアナは巻物を持ったままテーブルに拳を振り下ろした。
巻物がクシャリと潰れる。

「我々にも選択肢はなかったというのに…!決断した者たちだって悲痛な思いをしたというのに…!自分の悲しみばかりに目が行って人の悲しみにも気づかないどころか、今もなお罪のないエルフ達を苦しめるなどとは…!直ちに赴いてこの無礼な者どもを処断してください。女王陛下に申し上げる必要もない事です」

ソプデトは初めてエルフ達の持つ静かな殺意を感じた。
それはダークエルフやデカンのような燃えるような怒りや、ハーフエルフのまっすぐな怒りとは違い、渦を巻いてやがて溢れようとするような怒りだ。
ビビアナは自分を落ち着かせるかのように深呼吸をした。

「警告文にもあるように現在のシーエフの指導者はオルネラです。女王陛下は彼らを哀れんで今まで本拠地を討伐命令までは下されませんでした。ですがそうも言っていられません。ここまで無礼な彼らを臣下としては指をくわえて黙って見ているわけにはいきません」

「でも…」

「反論の余地はありません。テンプラーという地位に就くのであれば、これからは貴女にもこのような役回りは増えて行くでしょう」

ビビアナは厳しい声でソプデトの言葉を遮った。

「貴女にとっては試練かもしれません。わかりますね?いいですか、彼らは石灰岩の山の近く、バインドストーン西の川が見える絶壁の端にたむろしているはずです。そこに彼らの本拠地がありますから。彼らを討伐して所持品を探せば、デルピンの予言が隠された何かがあるはずです」

「はい。ですが、中身を出す事はできないのでは?女王陛下の御身の中に隠されているとナディブ様はおっしゃっていました…」

「それはわかりません。どうやって玉璽から抜き取ったかはわかりませんが、シーエフの指導者オルネラとその5人のオルネラの崇拝者ともども皆殺しにし、怪しいものがあったら必ず一緒に持ち帰ってください」

ソプデトはビビアナの気迫に気圧されたようにひたすら頷いて、逃れるように建物の外に出ると深呼吸をした。
一度兄弟達が集まるエトン銀行前広場に戻ることにした。
バインドから出て街の門を潜るまでの道のりでセイランがゼンを振り回していた。
架空の相手と闘っているようだったが、大方相手は五澪か師匠と呼ぶドラゴンナイトあたりだろう。

「ソプ…いたの」

「うん…。ねぇ、セイランがドラゴンナイトになる試験はどんな感じだったの…?」

セイランはしばらく思案したように顎に手を当てた。
遠い記憶を呼び起こしているようだ。

「私がした事と言えば…歴史を聞いて回ること、石像を巡礼すること、ドレイク達を倒すこと、竜の証人を立てること…だったかな…。今はもう思い出せなくなってきてるからもう少し何かあったかもしれないけど…」

「ドレイク…って…」

ソプデトは泣きそうな目で口元を押さえた。

「だから…?」

「え…?」

「だから何?同族殺し?確かに私は祖先を共通に持つ者達を殺した。でもそれはあいつらがもう私達の仲間とは認められない姿になった上に我らに危害を加えるからだよ。それに今の状況はどう?同じデカン族でさえも殺し合いはするし、他の種族とも殺し合う。ソプ…私は前にも言ったよ」

ヒュンと音がしてソプデトにゼンが突き付けられた。
セイランの目は普段のフワフワした決闘マニアな雰囲気からは考えられないほど冷たい目をしていた。

「襲い来る全てと闘え。さもなくば死、あるのみ!」

「はい、そこまでー」

ポンと鋭い爪のついた爬虫類を思わせるような手がセイランの肩に乗せられた。

「五さん」

セイランは振り返るとそこには黒いドラゴンが威嚇するかのようにいた。

「私はその考えはわかるけどねー。でもエルフにはちょっとキツイんじゃないかなー」

いかつい見た目に反して五澪の調子はのほほんとしたものだ。


《続く》
_____
予定は所詮予定で未定


《END》
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エルフとシーエフにそんな因縁が!
テンプラのクエってオルネラ討伐だったんですねw
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