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癒しと破壊は水の如く…4

しかるるに、汝、滅びの道を変える一つの柱とならん。その誓いを忘れるなかれ















「それは『テンプラーの歴史第2巻』じゃないか…それじゃあ残った話を聞きに来たんだね」

気の強そうなドラゴンアイのバインドストーン管理人・グリエルモはソプデトが差し出した本を見るなり全てを理解したようだ。

「もうわかってるだろうが、これからする話はそんなに楽しくも、面白くもない話だ。神が捨て去った存在の最後に関する話だからね。神とドラゴンの戦争は知っているかい?」

「はい。主神の消滅が被造物にあると考えた下位神達が、主神復活をかけてドラゴンを滅ぼしにかかった時、シルバードラゴンを殺したのが発端で起こったと聞いています。そして最後に唯一残ったブルードラゴン・アルメネスがデカン族の始まりだとも…」

グリエルモはスラスラと答えるソプデトに感嘆のため息を漏らした。

「そうさ、その通りさ。そしてここドラゴンアイは文字どおりドラゴン族の一匹、レッドドラゴンが死を迎えながら残した目そのものなのさ。だから時々デカン族のやつらが死んだドラゴンを偲んでやって来る。見な、あそこに光っている赤い光を」

グリエルモの指差す先を見ると微かに赤い光が見える。
穏やかで自然を愛するエルフの目にはその光は不気味に写った。

「あの赤い光はドラゴンの恨みとも言われているし、ただかつての魔力の名残に過ぎないとも言う。しかし、大陸最強の存在であると同時に国境の守護者だったドラゴンさえ、神の手振り一つで滅び去り、骨と肉は見る影もなくなってしまった。ああ、確か、アルメネスにあるドラゴンの聖地とやらに行けばそれらしき骨はあるらしいが…」

「ええ…幼い頃に一度見せてもらった事があります。」

「そうかい。ならわかるだろ?今となっては我らエルフもまたドラゴン族と同じように神に見捨てられたというわけさ。我々の未来がドラゴンのような悲惨な姿ではない、などと誰が言い切ることができるっていうんだい?」

ソプデトは緩く首を振った。
かつて、エドウィン・バルタソンがグラット要塞に派遣された時、翌日にロハによって殺されたビクター・ブレン男爵の亡霊。
天空の城ラコン2階には『ロハ神に愛される者』の名を持つアマデウス・デ・ロハの出現、3階にはロハ神を補佐していたと言われるヤヌス・ウネ・ロハの出現。
4階にはかつて下位神に協力した7人の助力者達や遥か昔、主神オンが封印したという悪魔族、イグシルト。
そして5階にその姿を現した風の女神シルバ。
全ての種族を滅ぼそうとしている意図は確実に感じられるからだ。
そして種族達が取るべき道はそう多くない。
座して滅びを待つ道を選ぶ者、神と他の種族を殺す代わりに種族存続の契約を交わし、種族達を殺す者、そして自らの手で生き残りをかけて神に挑む者である。
二番目の姉、セイランは「襲い来る全てと戦え」という。
四番目の兄のファルシャと五番目の兄ナーガルのダークエルフ二人は「身を守って守りたい人を守れればいい」と言う。
ソプデトには誰が正しいのかわからない。
だが、少なくとも座して滅びを待つだけの道は選びたくなかった。

「あんたが何を考えてこの道を志したかは知らないけど、守護者になるってのはそのくらい大変な事なのさ。そしてあたしがあんたに渡す本にある内容は、大体こんなもんさ。さあ、『テンプラーの歴史第3巻』、持っていきな。テンプラーが何をすべき存在か、あんたにはもうわかっただろう?早く戻ってアカデミー学長ビビアナ・ナディブを安心させてやんな」

「はい、ありがとうございました」

ソプデトはぺこりとお辞儀をすると、ヴェーナに戻ろうとポータルストーンを取り出した。

「それから!」

「…?」

「エルフに宣告された破滅の運命をあんたの手で退けてやるんだよ!」

ソプデトは一瞬キョトンとしたような顔をしたが、理解したかのようにもう一度お辞儀をした。



「テンプラーは神とエルフのどちらかを選ばなければならない状況に置かれた。
魅惑的な条件を全て蹴ったテンプラーはヴィア・マレアにいるエルフを選択し、この事によりドラゴンアイのように目を一つだけ残したまま消滅していくとしても、エルフの守護者としていつでも死ぬ覚悟ができていると誓った。
その後、これを書き記すのは次の世代のテンプラー達に任せるとする」
 『テンプラーの歴史第3巻』

《続く》
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前フリのNPC回りでこんだけかかってたら終わるのいつになるやら…


《END》
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