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癒しと破壊は水の如く…2

汝、悲しみを知れ















「よろしい。また新たに一人の若きテンプラーが誕生ですね。ですが、先にも言ったように、貴女には試練を与えます。なぜなら、安逸な考えでは守護者という重圧に耐えていく事は出来ないでしょう。」

「わかってます。その覚悟はできているつもりです」

ソプデトの言葉にビビアナはわかっていないと言わんばかりに軽く首を横に振った。
ソプデトは首を傾げてビビアナの言葉を待った。

「今、ヴィア・マレアにはダン族やデカン族以外にも想像を絶する強大な敵が多く、いつになく危険な状況なのです。貴女は心身ともにテンプラーとして磨く必要があります。ですから…」

ビビアナはすっと立ち上がって窓から外を眺めた。
ソプデトには遠い記憶を呼び起こそうとしているように見えたが、その表情はわからなかった。
しかし、この時、もしもビビアナの表情を見ていたらソプデトは恐らくテンプラーになろうなどと考えず平凡なプリーストの道を選んだかもしれない。

「まずはテンプラーの歴史を知り心得を学びなさい。ヴィア・マレアの歴史に明るい者達が、貴女を導いてくれるでしょう。行き先は尽きぬ悲しみのバインドストーン。そこを管理しているパラシナを尋ねなさい。旅はそこから始まります。テンプラーを学ぶのです」

ビビアナはゆっくり振り返るとソプデトに近づき、手を頭に乗せて軽く髪を一撫でした。




尽きぬ悲しみ。
そこはヴィア・マレアの東部に位置する場所でヴェーナからもほぼ東に位置している。
ここは昔、ペルソナの病が流行した時に多くのエルフが命を落とし、その死体は夕暮れの監視所に捨てられた。
残された家族や恋人達の悲しみの象徴とも言える場所である。
しかし今はただ静かな森が広がっているだけでかつての悲しみの面影は今はもう感じられない。

バインドストーンにソプデトが現れた。
何度体験しても視界がなくなり、次の瞬間違う場所に移動するという感覚は不思議なものだ。
転送ポイントから出るとバインドストーンの結界内に管理人・パラシナがポツンと一人座っていた。

「こんにちは。こちらにテンプラーの歴史を教えて下さる方がいると聞いて参りました。」

パラシナはソプデトの話を聞くと少し寂しそうに笑いお辞儀をした。

「万人を守護する青い光が永遠でありますように」

ソプデトもつられてお辞儀をする。

「テンプラーを志している方ですね。ご存知でしょうが、ここが尽きぬ悲しみです。」

「多くのエルフが疫病で知人や親戚を亡くした悲しい場所…」

「そう…。ですが、テンプラーの歴史を学ぶ人々にとっては、ここがまさにテンプラーの始まりの地でもあるのです。愛する人々を失った悲しみに打ち勝つ事ができなかった人々は、シーエフとなって今もなおエルフを殺め続けています」

「そんな…!」

「事実です。ですが、その悲しみに打ち勝ち、怒りを信念に昇華させたテンプラー達は、武器を手に持ち、ヴェーナがそれ以上の被害を受けぬように災いを遮りました。それこそがテンプラーの始まりです。」

そしてパラシナは一冊の本をソプデトに渡した。
赤茶色のハードカバーの表紙にエルフ達が使う紋章が印されている。

「これは…?」

「この本はテンプラーの歴史第1巻です。詳しいことはこれに書き記しておきました。この本を読んだらエルス港の北側にあるオークの要塞のバインドストーンへ行ってみてください。そこではまた別の話が聞けると思います。」

「わかりました。ありがとうございました」

ソプデトはぺこりとお辞儀をするとテンプラーの歴史第1巻を大事そうに抱えてエルス港に移動した。
人気のない場所を選んで本を開いた。

「テンプラー、その荘厳な名前の歴史

最初の章を開いた瞬間からその道を行く者に喜びと絶望を同時にもたらす名前。輝く守護者の名誉の影に隠れたものは、愛する人を見送った悲しみであり、疫病で倒れた者たちを尻目に生き残った人々を見守るという行為だ。

それがテンプラーの悲しみの始まりであった…」

開いていたページにポツリと一つのシミができた。

「相変わらず泣き虫だな」

その言葉に慌ててソプデトは涙を拭いて相手を睨みつけた。
漆黒の髪を風になびかせて壁にもたれたダークエルフがニヤニヤ楽しそうに笑いながらこっちを見ていた。

「変な笑い浮かべないでほしいわナーガル」

「変じゃねぇよ。これが素なんだよ…」

やれやれ、というようにナーガルと呼ばれたダークは肩をすくめた。
しかしなんだかんだ言いつつ、ソプデトはナーガルが嫌いではない。

「テンプラーの歴史…ね。」

「あ…!」

いつの間にか本はソプデトの手を離れ、ナーガルの手の中にあった。
ナーガルはパラパラと軽く本に目を通した。
一瞬眉間にシワを寄せたが、何事もなかったように本をソプデトに返した。
しばし沈黙が流れる。

「ソプ、悲しいのはわかる。けど、悲しい事とか怒りとかは自分の力にもなる。俺はウォーロックに格上げされる時にそう学んだ。」

ナーガルは自分の話をポツリポツリと話し始めた。


《続く》
_____
あ…れ…?
GREEで書いてた前作『メイジの夜明け』とリンクですか…?
あぁでもこれ書いてて楽しいわw
あと、ドラゴンナイトも面白かったなぁ…誰か台詞のSS送ってk(ry

あ、そうそう、しばらく週末の夜以外INできなくなると思います。
海、葱さん、お世話になるそよ風の皆様、及び静さんごめんなさい…
ちとリアル色々あって忙しいです…(仕事的な感じで)


《END》
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ちょ!!!!
INできん!!!!!

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>>海

ログイン方式変わったみたいだね(。。
あと、エラーも出てたみたいやね(_ _;

>>非公開さん

無理せん程度に頑張るっ!
あと、いいように振り回されないように頑張るっ(>_<)
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