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それは遥か昔の…【10】

「その話はいつ知ったんだよ?」

「後から本人が教えてくれた。本当にあいつは昔から余計な世話を焼いてくれる」

「それがいい所なんじゃん。そんな所が好きな癖にさ…」

ナーガルの言葉にファルシャはふっと笑みを漏らした。













ダルベガワン地域、火炎の心臓部。
訪れる人はあまり多くない地域ではあるが、自らを鍛えるために訪れる者はチラホラいる。
ダルベガワンには怒りの奈落、火炎の心臓部、黒魔法の根源といったようにあまりまがまがしいイメージのエリアが多い。
ファルシャは火炎心臓部にあるワープポイントから出ると、地図を広げ、まずはダルベガワン南部の怒りの奈落を探索することにした。
ここはサキュバス、両手に斧を持ったエリートワーウルフ、ケンタウルスのようなエリートセントールがうろついており、更に奥に行くとブロンズ、アイアン、ルーインの3種チェストガードがいるという今のファルシャには些か難易度の高いエリアである。
しかし溶岩溜まりが多いため、真っ先に目を付けたのがここだった。

「チッ…!数が多いな…!」

全部を相手にしていたら間違いなく消耗してやられてしまうだろう。
何よりもまず、魔物から受けるダメージが痛い。
小さな衝撃波や魔力の光線でひるむような相手でもない。
勢いに任せてガストを走らせるが次第にモンスターの数が増えて行く。
瞬間、痛恨の一撃がガストを直撃したのか、急に前足を上げてファルシャを振り落とした。

「くそっ…!さしずめ俺は晩飯ってか…!」

嬉しそうにがわらわらと寄ってくるモンスターにファルシャは小さく悪態をついた。

『マナは一番は精神によって決まり、次点は魔法に対する知識。マナは無意識下で防御行うがために精神を鍛えマナの流れを大きくする者は魔法に対するある程度の無効化ができる。さらにマナをシールドと化する事で、ダメージを削ることもできるわね。また魔法に対する知識を持ってある程度の力の相殺や魔法による障壁を作ってダメージを無効化したり削ることもできる。』

ふと頭の中でサフィエの声が聞こえた。

「そんなの知るか…!」

サキュバスの攻撃を杖で受けながし、その場から素早く右に飛ぶと立っていた場所に今度は別のサキュバスの大きな爪が地面に刺さる。
その深さに背筋に悪寒が走った。
襲い掛かるサキュバスを避けながら、小さな魔力の衝撃波を起こし、ひたすら走り抜ける。
ダルベガワン地域とコワール地域の境目まで来ると、流石に諦めたのか追ってこなくはなった。
落ち着いたファルシャは自分の手をじっと見つめた。

今まで俺はなんのためらいもなく魔力を放出してきた。攻撃こそが最大の防御だからな。だが…もしも集めた魔力を放出せずに自分を守る盾にできたとしたらどうだ…?

「ダメだ…それは恐ろしく高度な魔法だ。俺に扱えるものではない」

瞬間、足元にゼンと呼ばれるデカン族だけが扱える武器が突き刺さった。
それはカシムの勝利と呼ばれる古くから伝わる形態の武器の一つだ。

「ダメかどうかはやってみないとわからないじゃない!」

スタリとマントに身を包んでフードを深く被った人物が崖の上から軽やか降り立った。
どうやら声からすると女らしい。

「誰だ…?」

「誰でもいいわよ。デカン族って事実だけで十分。そうね…あえて言うならあなたは私を知ってる…ってくらいね。」

「何…?!」

ファルシャの左眉がピクリと動いた。
それを見たデカンの女はクスリと笑った。

「そう怒らないでよ。私、あなたのことは高く評価してるのよ?生まれながらの天才魔法師、ウィザードの素質を持つ男。あなたならできる。やる前からできないなんて言ったら…」

女は地面からゼンを抜き、ヒュンと唸らせてファルシャの首元に突き付けた。

「この場で切り捨てるわよ?」

「切り捨てる」と言い放った女が誰かと重なった。
そう、それはファルシャが一番よく知る人物。
フッとファルシャは口角を上げた。
ふぅと息を吐いてファルシャは目を閉じる。

両手を広げて杖を上に向けると、全身が沸き立つような、マナが沸騰するときの燃えるような感覚がした。
まぶたの奥に小さな青紫の炎が見える。

もっとだ…もっと強く…!

そう念じると青紫の炎は次第に大きさを増していく。
瞬間目を開くと一気にマナがほとばしった。
それを今度は自らの魔力で押さえ込むと、次第にマナは幾筋ものリングになり、ファルシャの周りを回りはじめた。
更に魔力を込めるために右手を杖と一緒に突き出すと、薄く広がり、まるでファルシャを守るように体を包み込んだ。

「ほら。やればできるじゃない!」

深く被ったフードから見える口元が笑みを浮かべていた。
それは嫌な笑みではなく、自然な柔らかい微笑みだった。

「ああ…あんたの言う通りだ。だが、こいつは思ったよりマナを消耗するな。」

「ふふっ。そんなの慣れよ?さあ、あなたの探し物のある所へ行きましょう。ここを北に行ったタルベガワン中央部付近の溶岩溜まり、そこにあなたの求めるものがある」

「なぜそれを…」

その言葉は宙を舞ったマントに掻き消された。
そこにたっていたのはすらりとしたデカンの女ではなく、筋骨隆々とした黒いドラゴンだった。
黒いドラゴンに導かれるようにファルシャは元来た道を辿り、炎を閉じ込めた箱の置かれている場所へと向かった。


〈続く〉
_____
え?最後の更新から2ヶ月以上経ってるって?

キノセイキノセイ…

いやほら…厨二病の神様が降臨なさらなかったんだよ…
神様大事(>_<)

そんなわけですが、次回の更新目指して頑張ります@@;


《END》
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