05
1
2
3
4
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

それは遥か昔の…【2】

「あの日は暑い日だった。
俺はロハの祭壇討伐部隊に参加していて、帰って来た時に偶然ギルドポストを覗いた。
当時、マスター不在が続いて俺が事実上のマスターだったからな。
あの日のことは今でも覚えている。
一番下にあった漆黒の封筒…魔法で書かれた赤く光る文字…。
それが俺のウィザードへの試験の始まりだった。」

ファルシャが取り出したのは真っ黒な封筒に赤く光る文字で「to Mr. Varscha」と書かれていた。













【ファルシャ様

本書は貴殿の魔力が当イグニス魔法フォーラムの定める水準に達したことをお知らせするものです。
貴殿は次のステップに進むために相応しい魔力を身につけられました。
つきましてはウィザードを志されるのであれば王宮魔法師ヴァイエルン・アルマンを、ウォーロックを志されるのであれば私パスカル・ヴィスティールを尋ね、試験を受けることを許可します。
なお、本試験はパーティーを組んだ場合無効とします。
くれぐれもご注意ください。
それでは健闘を祈ります。
イグニス魔法フォーラム代表 パスカル・ヴィスティール】

ファルシャはしばらく手紙の内容を読んで何か考えていたようだが、丁寧に折り畳んでポケットに入れると何事もなかったかのようにロハの祭壇で集めた武器や防具、アクセサリーといった戦利品の整理を始める。
それが済むと、ギルドのメンバーには散歩と称して生まれ故郷、イグニスのモントへワープした。
相変わらず建物は黒っぽい色で統一され、不気味な雰囲気を醸し出しているモントだが、それでも人が溢れ、ちらほらと露店を出している冒険者もいる。
その中をファルシャは普段と変わらない様子で市街地を抜けて行き、王宮を目指した。
ワープゲートをくぐり抜けるとそこにはモント王宮がそびえ立っていた。

「何奴?!」

「ヴァイエルン・アルマン氏に用がある。書簡もここにある。」

衛兵の問いに対してファルシャは至って冷静に答えた。

「これは…イグニス魔法フォーラムの…!」

届いた手紙を衛兵に見せると意外にすんなりと通された。
衛兵はヴァイエルン・アルマンの部屋の前まで案内すると、一礼をして去って行った。
品のよさそうな扉を軽くノックすると中から「どうぞ」という軽やかな声がした。

「おや、お若いのに随分気難しそうな方ですね。どうかしましたか?」

焦げ茶色の髪を短く刈り込んだ品の良さそうなダークエルフが緩く微笑んだ。
しかし目は鋭くファルシャを観察している。

「そう気負わないでください。お茶でも飲みながら用件を聞かせてください。そこのソファーにおかけなさい。紅茶はお好き?」

「あぁ…頂く」

アルマンに進められるままに坐り心地のいいソファーに座った。

しばらくするとアルマンがいい香りのする紅茶をファルシャの前に置き、もうひとつは自分の前に置いた。
ファルシャはその紅茶を一口口に含んだ。
それは良く言えば勇猛果敢、悪く言えばガサツな姉達がいれるお茶とは異なり、ダークエルフは貴族なのだと思える一品だった。

「それで、どういった要件ですか?ティータイムを楽しみにきた訳ではないんでしょう?」

僕はそれでも構いませんけれど、とアルマンは笑った。
ファルシャはポケットから封筒を引っ張り出し、中の手紙を出すとアルマンに手渡した。
アルマンは手紙を受け取って中身に目を通す。

「ふぅん…ウィザードになりたいんですって?」

丁寧に折り畳んでファルシャに返した。

「貴方、ウィザードに何を求めるんです?」

「より高度な魔法とより強い魔力。それ以外に求めるものはない」

「そう…。でもその恰好からは…目から力も感じられない。意志の力以外はね。」

「なんだと…?!」

「そう怒らないで。僕は貴方を侮辱したいわけじゃありません。貴方がウィザードになれるような能力の持ち主には見えませんからウィザードとしての教育が受けられるぐらいの能力は持っていることを僕に見せてください。それぐらいの能力があるなら、貴方か、ウィザードになるように手伝う気はありますよ。」

ファルシャは不機嫌そうにため息をついた。

「わかった。何をすればいい?」

「ウィザードになるためには覚醒する幾つかの試練を乗り越えて、国王陛下の最終承認を得て、生まれながらに持つ魔力の封印を解かなければなりません」

「まどろっこしい前置きはいい。俺は何をすればいいんだ?」

「オッホホホせっかちなお方。準備に万端なら、敢えてこんな修練をする必要はありませんよ。でも貴方は準備が足りない。さぁ、ウィザードになるためのテストです。アイバフ地域の真ん中にある間欠泉から更に西北の方へ進めば、昔から宮廷の魔法師が育ててきた囁く炎の木がいます。そこから古代ウィザードの杖を30本持ってきてください。やる気さえあれば十分できることです。」

「それだけでいいのか?」

ファルシャは伺うようにアルマンを見たがアルマンは軽やかに笑うだけだった。
つくづく貴族は食えない奴が多い、とファルシャは思う。

「強気な方ですね。よろしい。さぁ、ではテストをクリアしてからまた会いましょう。」

ファルシャは軽く礼をするとアルマンの部屋を後にした。

〈続く〉
_____
大体1回2000~2500字を目安にしたいと思っています。

だって携帯で少しずつ書いているからスクロールががが

それにしても前フリが長い…

確かこの頃はファルシャばっかり稼動してたんで、マスター=ファルシャと思われてたな。
たまり場はカイノンでしたが、私自身はよくエトン周りの植物を掘ってました。
あとモント周辺かな。

税金10%が何回か続いたのでエトンに引っ越したわけですがf^_^;

ちなみにファルシャの名前の綴りが「Varscha」なのはこの名前を考えた時にドイツ語圏的なテイストにしたかったから…

そんな懐かしい思い出を噛み締めつつ

続く!!


《END》
スポンサーサイト

theme : R.O.H.A.N
genre : オンラインゲーム

No title

面白ぃです[岩陰]_・。)♪
次も楽しみにしてぃますね☆ミ

>>べれすさん

いらっしゃいませ@@;
吹き溜まりブログへようこそ(>_<)

そ…そう言っていただけると嬉しいやら恥ずかしいやらf^_^;

時間はかかっても必ず次も更新します!(>_<)
Secret

カウンター

あなたは

プロフィール

大瀧蛮

Author:大瀧蛮
 
 
新生R.O.H.A.N.(装備ゴミの復帰勢)
住所:連合サーバー ロネリアorエルス

キャラ名:ファルシャ
レベル:104
種族:ダークエルフ
職業:精神ウィザード
ギルド:

ソプデト(バフキャラ)
レベル:77
種族:エルフ
職業:精神テンプラー→プリースト(2017.01.17~)
ギルド:InfinityEdge

清藍(気まぐれ)
レベル:87
種族:デカン
職業:ドラゴンセージ
ギルド:InfinityEdge



DragonNest(休止中)
ジェレイントサーバー 10ch

レイ・シャルナス
レベル:93
職業:グラディエーター
ギルド:下手ですが何か(ギルマス)

ファルシャ(放置)
レベル:70
職業:ハイブリッド寄り火型セレアナ
ギルド:下手ですが何か

闘技場で遊ぶキャラ(名前は伏せます)
レベル:70
職業:グラディエーター(ぇ
ギルド:下手ですが何か

月野さんの子
Lv:90
職業:ムーンロード
ギルド:下手ですが何か


こんな感じでゆる~く気ままに活動しています^^

閲覧者

現在の閲覧者数:

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ROHANブログランキング

ROHAN・攻略ブログ

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR

リンク

DoragonNest

ドラゴンネスト体験版

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

新生ROHAN公式サイト