05
1
2
3
4
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

メイジの夜明け 16

バロウの森に戻るとナーガルはラゼサスの小屋に向かった。
RENAは「次!また、飛ぶ所あるでしょうから~!」とエルスに飛んだ。
ナーガルはそっとラゼサスに秘伝書を渡した。
ラゼサスは一瞬懐かしそうに、嬉しそうに目を細めた。

「このラゼサスの秘伝書は魔力の封印を自ら解き、上級の黒魔法師になれる研究記録が書かれた大事な成果」

そう言ってラゼサスは大事そうに撫でた。

「途中で止めてしまったから完全なものとは言えない」

その言葉にナーガルは目を見開いた。
そんなものの為に自分は人を殺したのか、とナーガルは恐ろしくなった。
そんなナーガルの様子を感じ取ったラゼサスはふっと微笑んだ。

「安心しなさい。未完ではあるが、これさえあれば国王陛下の前で君の封印された魔力を解放する際に、他人の手を借りなくても、魔力を制御出来ずにモンスターになってしまう事はないだろう」

「それを聞いて安心しました」

「ふっ…私を疑っていたのか?」

「い…いや…そういうわけじゃ…」

「無理もあるまい。ダークエルフ程信じられぬ種族はないからな。そうだろう?ドラゴンの末裔と名乗るデカン族の方が余程誠実だ…。主神に作られたという誇りがあるからな」

ドラゴンは大陸の種族の中で唯一主神が創造したと言われている。また、デカン達はその事に誇りを持っている。
ゆえにプライドが高くほかの種族たちを見下す態度をとることもあるが、そのプライドがあるからこそある意味ダークエルフ

より信じられるかもしれない。
ラゼサスはシニカルな笑みを浮かべた。
しかし口元は笑っているが目は全く笑っていない。
この男もまた、フロックスの神殿にいるアンデリクと同様にダークエルフ達を、イグニスを、モントを信じる事ができないのだろう。

「さあ、無駄話はおしまいだ。これから陛下のお目見えに行くのだから、支度をしてくれ。もう魔力の封印を解けば、君もウォーロックの仲間入りだ。」

ナーガルの顔がパッと明るくなり赤みがさした。
もっとも、元々青白いため、赤みがさしたかどうかはパッと見では判断できないが。
ラゼサスは左手に魔法の火をともした。

「君も知っていると思うが、君は生まれた瞬間から完全なるウォーロックでウィザードだった。」

「聞きました。肉体が耐えられない、と…」

ラゼサスは魔力でともした火を握りつぶすようにして消した。

「その通り。君の意識の中に封印されていただけだ。しかし、もう火の血統を継ぐ正統王族の力で封印を解き、君の力を取り戻す時が来た。」

「じゃあ、もう試練は終わり…と?」

「そう…だが、その前に長い間私に任せられてきた仕事を果たすために、君の手を借りたいと思う」

「え…?」

「急ぐ気持ちはわかる。だが頼むから断らないでくれ。私がウォーロックになった時から守ってきた隕石の破片を持って、モントのジョルジュ・リオナン陛下にウォーロックになるための準備ができたと申し上げるのだ。」

そう言ってラゼサスは布に包まれた物体をナーガルに手渡した。

「その時、陛下にこれを差し上げるのだ。パスカルを尋ねる必要はない。この炎こそ、確実な身分証明になるから。」

「はい…」

がんばれよ、とラゼサスはナーガルの肩を叩いた。

「急ぐといい。夜が明けると君のギルドのメンバー達が君を手伝おうとするかもしれない。一人でやりたいのなら、早々に終

わらせる事だ」

「あれ…?なんで、俺のギルドの事を?」

その質問にラゼサスはニヤっと笑った。

「以前、君の所のマスターを見た事があってね。少し話をした事もある。あのマスター自体はバカかもしれないが、そんな人間だからこそついてくるメンバーなら人が良すぎるくらいの人間が多いかもしれない、と思ってね」

ククっとラゼサスは笑った。
ナーガルはなんとも図星をつかれて黙り込んだ。

「私の見込み違いかもしれないけどな。さあ、モントへ行くのだ。」

ナーガルはタウン帰還ストーンを取り出すと「モントへ」と呟いて頭上に放り投げた。
ラゼサスは何も言わずにそれを見送った。
ナーガルの姿が消えてしまうとラゼサスはふっと息を吐いてある一点を見据えた。

「いつまでのぞき見を?」

「そんなつもりはなかったんだけどなぁ☆オークトライバルチーフ狩りに来ただけなんだけど、ダン族でも、血のつながらない義兄弟でも、弟が心配じゃ悪い?」

とてつもなく露出度が高い軽装備の女がどこからともなく現れた。
髪を一つにまとめ、スッキリとして動きやすいようにしている。
見た目はヒューマンだが、ヒューマンとは全く異なる軽装備と、相手の隙をうかがうような目つきの凶悪さからダンだとわかる。
その名をエレオンという。
エレオンはすっとラゼサスに近寄って愛用のエンシェント武器、ライアンの闘志をラゼサスに突き付けた。

「あんたがあの子に何か間違った事を教えたら殺してやろうかと思ってたのよね☆」

言葉は無邪気だが目は本気だ。

「ふっ…君に間違っているかどうか判断できるというのかな?」

エレオンは少し唇を噛み締めたが、すっと短剣を納めてラゼサスに背を向けた。

「そうね。アタシがわかる事じゃないわね。でももしもあの子がスペクターなんかになったら…」

振り返ってギラリとラゼサスを睨んだ。

「アサシンの…いや、“復讐者”の名にかけてあんたを殺すわ」

「ふっ…怖いね」

エレオンはぷいとそっぽを向くと、すっと姿を消した。


〈続く〉
_____
え~っと…もうこれ切っていいですか?とか思ってたら残り3回だったって落ち…
誰かドラゴンナイトの転職クエSS送って~~~~!><
まあぶっちゃけ50カンストのDK作ればいいんだけどね(´・ω・`)

今思えばドラゴンナイトって…すっごい特別な地位扱いのクエだったんじゃないかなー


《END》
スポンサーサイト

theme : R.O.H.A.N
genre : オンラインゲーム

Secret

カウンター

あなたは

プロフィール

大瀧蛮

Author:大瀧蛮
 
 
新生R.O.H.A.N.(装備ゴミの復帰勢)
住所:連合サーバー ロネリアorエルス

キャラ名:ファルシャ
レベル:104
種族:ダークエルフ
職業:精神ウィザード
ギルド:

ソプデト(バフキャラ)
レベル:77
種族:エルフ
職業:精神テンプラー→プリースト(2017.01.17~)
ギルド:InfinityEdge

清藍(気まぐれ)
レベル:87
種族:デカン
職業:ドラゴンセージ
ギルド:InfinityEdge



DragonNest(休止中)
ジェレイントサーバー 10ch

レイ・シャルナス
レベル:93
職業:グラディエーター
ギルド:下手ですが何か(ギルマス)

ファルシャ(放置)
レベル:70
職業:ハイブリッド寄り火型セレアナ
ギルド:下手ですが何か

闘技場で遊ぶキャラ(名前は伏せます)
レベル:70
職業:グラディエーター(ぇ
ギルド:下手ですが何か

月野さんの子
Lv:90
職業:ムーンロード
ギルド:下手ですが何か


こんな感じでゆる~く気ままに活動しています^^

閲覧者

現在の閲覧者数:

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ROHANブログランキング

ROHAN・攻略ブログ

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR

リンク

DoragonNest

ドラゴンネスト体験版

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

新生ROHAN公式サイト