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メイジの夜明け 5

真っ白な何もない空間にナーガルは横たわっていた。
ぼんやりする意識で目を開けるとただただ何もない空間だけが広がっている。
あまりにも何もなさすぎて、広いのか狭いのか、全くわからない。

「ここはどこだ…?俺は違う世界に来たのか…?」

手を目の前に持ってきてもダークエルフ特有の青白い、とがった長い爪がついていることから違う世界にきたわけではなさそうだ。
起き上がって周りを見回すと、いきなり扉が現れた。
起き上がって扉に近付いて手を触れた。

「何しにきた?」

「誰だ!?」

振り向くと長い銀の髪を後ろで束ねた男が立っていた。
ジャラジャラとした額飾りは何かの象徴だろうか。
服はベージュの生地に不思議な紋様が描かれたローブを纏っている。
右手にはナーガルとは違い、片手でも扱える杖を持ち、左手には黒いオーブを持っている、ロハン大陸では見たことのない装備だ。
ナーガルは警戒したようにザカリアスの激情を構えた。

「お前は誰だ?!その前に何者だ?!」

ローブの男は唇を歪めて笑った。

「答える義務はない。敢えて名乗るならマジシャン、とだけ名乗ろうナーガル」

その言動からまさか、とナーガルは思った。

「ここは世界の果ての門か…?だったらお前はここの門番なのか…?!」

「それも答える義務はない。だが俺が何者であれ、この門をくぐることは許さん。帰れ!」

持っていた杖をすっと持ち上げると足元に魔法陣が浮かび杖を振り下ろして地面を突くとグラグラと震動してナーガルは地面にしりもちをついた。

「な…なんだ今の…?」

「俺達の世界では地震と呼んでいる魔法だ。短い周期で撃つことができて、なおかつ強力な魔法だ。そっちの世界でいうリングバーストの撃てる周期ととマジックプッシュの強力な魔法を合わせたような魔法だろうな。もっとも、第80階級を越えた辺りからは全く役に立たないがな」

マジシャンは自嘲気味に笑った。

「ロハン大陸とはえらく違うんだな…」

「そうだ。同じ魔法使いでも住む世界が変わればひどく弱いものにもなりうる。エルフ最強は変わらないがな…」

「俺もそんな世界に行けんのか?」

その言葉にマジシャンの表情が一気に冷たいものに変わった。
初めて会う相手なのに、その表情はどこかで見たようなもので、ナーガルは相手が心底怒っているのがわかった。

「もう一度言う。お前の世界に帰れ。これはロハン大陸の俺の願いでもある」

その表情が誰かと重なった瞬間、マジシャンが杖で地面を突くと再び立っていられない程の衝撃を感じた。
しかし地面にしりもちをつくことはなく、いつの間にか足元に現れた扉が開き、ナーガルはどこまでも落ちて行った。
残されたマジシャンはナーガルが開こうとした扉に向き直り、愛おしそうに見上げた。

「いつかまた必ずプリストン大陸に遊びに行く。だが今はやるべきことが待っている。だから俺はロハン大陸に戻る」

その瞬間、マジシャンが光に包まれてダークエルフへと変わった。
ベージュを基調としたローブは黄色を基調に緑のアクセントが妙に派手さを醸し出すロハ神の僧服へと変わった。
黒いオーブは消滅し、片手で扱える杖は白くスラリとした両手杖のスタッフへと変わった。

「俺はもう少しダークエルフのファルシャとして生きていく」

長い重そうなスタッフで扉を突いて開き、フワリと飛んで底へと落ちて行った。




それは誰かの記憶だった。

底へと落ちて行くのか上へと上昇して行くのかはわからなかったが凄い勢いで誰かの記憶を読み取っていることだけはわかった。

意見の食い違いによる兄弟喧嘩。
ハーフリングに育てられたヒューマンの少女。
主神の破片を秘めた死にかけのダークエルフ。
眠るダークエルフを狙う暗殺者の女。
激しい戦闘。
流される血。
エドネの声を伝える者。
ひどい有様のプリアの街。
嘆きと炎のような怒り。
薄ら笑いを浮かべる冷たい灰色の目。

そうか…これは我らが創造主の悲しみの記憶なのだ…

そう感じた瞬間、まばゆい光に包まれてナーガルは意識を失った。




軽い着地の衝撃と共にナーガルは目を覚ました。
まず目に入ったのは魔法師の天秤だった。
どうやら何らかの方法でモントに戻ってきたらしいが、どうやって戻って来たのかすら覚えていない。
不思議な事に受けた傷や返り血でベトベトになったはずなのにそんな形跡は一切なくなっていた。
体もなんだか軽くなっている。

「あの記憶の渦のような物は何だったんだ…」

ぼんやりする頭の中ではとうてい考えがまとまるはずもなく、それはナーガルに一つの謎を残した。
するとカバンの中からソウルケースが勝手に飛び出して天秤に乗った。
天秤はユラユラと揺れて、やがてソウルケースがわずかに上になるように傾いた。

『魔法の力を受け入れるにはやや足りない魂よ』

また頭の中に響くようなあの声がした。

『モンスターの血で君の新しい力を受け入れる為の準備を完成させろ。冷たいマナが流れる大地、水から高くそびえた場所。イグニスの西部、エイブラリのサーペンターの沼地。そこでサーペンタープリースト50匹を倒し、その血で君の魔力への崇拝を証明せよ』

「……………。」

スッとギルド回線に繋ぐとまだRENAだけが起きていたようだ。

「RENAちゃん…ウォーロックってこんなキャラだっけ?」

「はい?」

「いや、モンスターの血で~とか…狂った殺人鬼っぽい事ばっかり言われるんだけど…?あ~でも、否定はできないのか…」

ナーガルの独り言にRENAはクスクスと笑った。
<続く>
_____
この回ね…8割くらい修正したんだよね…w
1から妄想するのってしんどいわ^^;

あ、そうそう。
誰かの記憶はおぼろげに記憶に残ってた公式小説から引っ張ってきました。
最近実装されたあの方ですb
まあ公式小説ネタは本当によく使わせて頂いてます。運営様ごめんなさい…


《END》
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