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メイジの夜明け 4

ダルベガワン、黒魔法の根源、怒りの奈落バインド。
そこはモントが置かれているイグニスのように火山地帯だが、イグニスと明らかに違うのは、イグニスは玄武岩のように黒っぽい色に染められているのに対して怒りの奈落は花崗岩のような色彩でまとめられているという事だろう。

「相変わらず薄暗いな…」

そう、火山地帯であるためか、険しい山が多く、それが光を遮ってよりいっそう薄暗さを増している。
バインドから出て北に向かうと釣り人の狩場と呼ばれる海岸に、西に向かうと火炎の心臓部と呼ばれる場所に、さらにそこから今度は南へ下ると黒魔法の根源と呼ばれる場所に着き、更に奥にすすむと怒りの奈落に着ける。
ダルベガワン地域はいまだにあちこちから溶岩が噴き出して赤い光に彩られているため、いかにも何かありそうだ。
以前セイランに聞いてみたところ

「『怒り』とか『火炎』とか『黒魔法』って言葉になんか感じるんなら…そりゃ本能だろ。ダークエルフは炎の神フロックスから作られたって言われてるからなぁ~」

と言っていた。
そんな事を思い出しながら、バインドを出て西側の火炎の支配者がウロウロしているのをうまく避けて火炎の心臓部とバインドのある黒魔法の根源を繋ぐ形になっている階段を降りようとした。
しかしナーガルは降りる事は出来なかった。
なぜならば、ナーガルの胸までくらいの大きさでトカゲのような見た目で鎧を纏い短刀と盾を持ったパラゴンセキュリティーが襲い掛かってきたからだ。
杖を振って魔力の塊をぶつけて弾き飛ばす。
一瞬ぐらついたものの、パラゴンセキュリティーはすぐ体制を立て直し再びナーガルに向かって襲い掛かってきた。
振り下ろされた短刀を杖で受け止め、左手に自身の魔力を集めた炎をぶつけた。
衝撃でパラゴンセキュリティーが吹っ飛ぶ。
肉が焼け焦げるような臭いがしたが、それでもパラゴンセキュリティーは怯まない。

「まじかよ…でもそう来なくちゃおもしろくない!俺の魔力を試してやる!」

今度は魔力を指先に集め、細い光線にしてパラゴンセキュリティーの心臓部分を貫いた。
パラゴンセキュリティーはそのままばったりと倒れた。
その時、ナーガルのカバンの中にいつの間に入ったのかわからない魂の錘の中の炎がチラリと揺れた。
しかしナーガルはそれに気付く事はなかった。
物音を聞き付けた他のパラゴンセキュリティー達が何匹か集まってきたからである。
これでも黒竜の聖殿やカロニアの古墳、リオム地域にある悪魔の庭園よりは遥かに少ない。
だが一匹一匹はさほど弱くないばかりか、明らかにナーガルの方が格下だ。

「いっそ黒竜やカロニアにしておいた方が楽だったかもしれねぇ…!」

などとぬるい事を言いながら杖を構えた。
ある時は攻撃を杖で受け止め、ある時は身をかわし、隙を見て反撃し、あるいは炎の雨を降らせ、杖の物理的殺傷能力や魔力を利用してパラゴンセキュリティーを倒していった。
その度にカバンの中にある魂の錘の中の炎がチラリチラリと揺れる。
次第にナーガルの周りにはパラゴンセキュリティーの死骸や焼け焦げた物体が溜まりはじめたが、ナーガルにも疲労の色が見え始めた。
一人での狩りのためか一匹倒す毎に体中に纏わり付く死臭もより一層濃厚になり、返り血もあいまってその様子は少し近寄り難い。

「魔法師の天秤が言ってた『血で魂を潤す』ってこういう事か…!」

ゆらりと体勢を立て直して次のモンスターの攻撃に備える。
彼がいつも連れているペットのアヒル、ステファンも心配そうに見上げていたが、ナーガルはそんな事も気付かずに前を見据えていた。
きっと前の主人がウォーロックに転職するときも同じように側で少し目つきの悪いその目で見ていたのだろう、とナーガルは思った。
カバンから素早く体力回復剤と魔力回復剤を出すと一気に飲み干し、空き瓶を襲ってきたパラゴンセキュリティーの一匹に投げ付けた。
ゴィン!と鈍い音がして投げ付けられた一匹がのけ反った。

「っし!クリティカルヒットォ!」

そう叫びながら追い撃ちのように魔法攻撃を掛ける。

「ナーガルさ~ん!大丈夫ですか~!」

ギルド回線からRENAの呼ぶ声が聞こえてきた。

「大丈夫だよ…っと!」

「オールかけ直しに行きましょうか?w」

「いや…まだ…残ってるから…大丈夫」

そういいながらもう一匹パラゴンセキュリティーを倒した。

「くそっ!さすがに50は…きつい…」

回復剤を飲んだにも関わらずナーガルはもう息が上がり始めていた。
こんな事で負けそうな自分が腹立たしい。

「俺は…俺は…こんな所で負けるかぁぁぁぁぁ!!!!!

雄叫びと共に渾身の魔力を振り絞るように辺りのモンスターにオレンジ色の魔法の炎を浴びせた。
それはさながら火山が噴火したようだった。


<続く>
_____
え…?更新忘れてた…とか…じゃ…


だって…カイノン引っ越してブロガーさん達との関わりがなくなったのと、誰も読んでないかなって…w
はい、反省します_| ̄|○


《END》
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