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癒しと破壊は水の如く…15

その先から戦いがやってくる。それは他ならぬ己自身の内より湧き出でたる恐怖という名の敵。戦え。勝利せよ。















「場所はわかるの?」

そのセイランの問い掛けにソプデトは首を振った。
セイランは大きくため息をついてついて来いと手招きした。
セイランとソプデトは各々ポータルストーンを使ってダークエルフの街・モントの入り口へとワープした。
クリスタル採掘場はモントから歩く方が一番近いからだ。
同じくらい近いのが、デカンの街・レブデカ、その次がダンの街・パルタルカだが、よそ者は発見され次第、即警備兵に斬られるため、無難な方がいいというセイランのちょっとした配慮だろう。

巨大なワープゲートを抜けて中に入ると、かつては賑わっていたであろうクリスタル採掘場は今は閑散としており、小人型モンスター・リーガルとリーガルに採掘用ヘルメットを被せたようなリーガルマイナーがウロウロしているだけだ。
セイランは迷いのない、慣れた足取りでどんどん歩いていく。
更に奥に行くと徘徊しているクリーピーと呼ばれる顔のないドラゴンのような生き物を「近付けばコロスw」というオーラ全開で道を開けさせる。
どんどん奥に進んで行くと小さな溶岩溜まりのような池があり、遠くに薄い茶色をした巨大な鳥が緩やかに羽ばたいている。
ソプデトは不安げにセイランの服の袖を引っ張った。

「セイラン…あれはなんなの?」

「あれは不死鳥クロイフだよ。ドラゴンセージになりたい者が最初の試練で倒すべき相手。でも何度倒しても蘇るんだ」

「だから不死鳥…?」

「うん。さ、ここが地下の入り口だよ」

今だに石造りの階段はしっかりと残っているが、入り口の門のようになっている石の柱にはクモの巣が張っている。
相当長い年月、使われていなかったらしい。
階段を上り、入り口から更に地下へと続く階段を下りて行くと、下の方に薄ぼんやりとした緑の光が見えた。
階段を下り切ってクリスタル採掘場地下と呼ばれる場所に出ると、巨大な緑柱石の固まりがいくつもあちこちに顔を出している空間に出た。
手前の空間にはセントールと呼ばれるケンタウルスのようなモンスターがウロウロしているが、奥に続く道にトロッコが走る線路がある所を見るとやはりここも昔は貴重な鉱石が掘られていたのだろう。
突然、ソプデトはゾワリと身の毛がよだつような恐怖を感じた。
セントール達が恐怖におののいたように後ずさった。

「遅れないようについてきな。私はこの中はよく知っているけど、ソプははぐれたら迷子になるからね」

そう言いながら、指でゼンの刃をひと撫でする。
一瞬だけゼンが煌めいたかと思うとすぐに元に戻った。
ソプデトは黙ってセイランの後に続いた。
比較的広くゆったりした上のフロアとは違って、地下はなんとなく狭苦しく感じる。
ここは文字通り坑道なのだ。
そんな中をセイランとソプデトは足音を響かせながら歩いて行くと、やがて分かれ道に行き着いた。

「どっちに行くの?」

「どっちにしたい?」

セイランが振り向いて意地悪く笑った。

「右に行けばこの地下の主、汝を待ち構え、重い腕で叩き潰さんとす。左に行けば汝が敵、倒すべき相手。な~んてね。左に行くよ~」

「ひどいわ!」

ほがらかに笑いながらセイランは左に曲がって行った。
膨れた顔のままソプデトがその後に続いた。
やがて、前方に開けた広間が見えてきた。
巨大な空間はただっぴろいが、薄暗さのため、奥まで見通すことは困難だ。
セイランがピタリと足を止めた。

「ソプ、私が案内できるのはここまで。あとはお前自身が戦いな。頑張るんだよ」

セイランは空気に溶けるように姿を消した。
途端に一気に周りの温度が下がったように感じた。
初めて本当に誰の力も借りられない空間で一人で戦うのだ。

「今は消滅せし全ての父・主神オンよ
我が声を聞き給え
我が願いを聞き給え
もしもこの声届いたならば
願わくば我に恐怖に打ち勝つ力を与え給え
全ての父主神オンよ…」

そこまで祈りを捧げてソプデトははっと顔を上げた。
もやもやした気持ちを振り払うように首を振って気持ちを切り替えた。
と、薄暗い中に何か光る物が見えた。
一瞬星かとも思ったが、この地下に星が閉じ込められているという話は聞いたこともなかった。
ゆっくり慎重に近付くと黒光りする鎧で、頭の辺りに何か怪しい光がともっていた。
周りには真っ赤なフードを被ったまがまがしい気を放つ人物が二人、鎧の周りを漂っている。
これがビビアナの言っていた魔の鎧カイルダルとカイルダルの邪念だろう。
すっと左手を上げると金色の光を集めてカイルダルの邪念に向けて放った。
魔法の光が飛び散る。
カイルダルもそれに気付いたようにソプデトの方に向かって走ってきた。
魔法攻撃自体はそこまで痛くないが、物理となると話は違ってくる。
冷静にマジックバリアをかけて衝撃に備えつつもカイルダルの邪念を倒した。
もう一匹のカイルダルの邪念も倒すとカイルダルからの一撃を杖で受け流した。
マジックバリアを張り直して杖から発する光の玉をカイルダルに投げ付けた。
しかしそれは鎧に当たると砕け散った。
ソプデトは驚愕したように目を見開いたがすぐに左手に金色の光を集めてカイルダルに投げ付けた。
しかしそれも鎧に当たると砕け散った。
ソプデトはたじろいで2歩ほど後ろに下がった。
それでもカイルダルの攻撃は止まず、巨大な両手斧のような武器が横から殴り掛かってきた。
杖で防ぐが、そのまま吹っ飛ばされて壁に叩き付けられて地面に落ちた。
起き上がろうとするが恐怖に体が震えて力が入らない。
魔の鎧カイルダルが巨大な斧を振り下ろしたのを転がって避けると何とか立ち上がり、自分に回復魔法をかけた。
その時、転がった時にカバンから転がり出たであろうエンシェントセプターが目についた。
さっとそれを拾い上げるた。
魔法が効かない今はこれに頼るしかないようだ。


《続く》
_____
あれ?今回で終わると思ったのに…
ま、所詮予定は予定で未定ってことなんでしょうね…
次回は絶対に終わります!
終わらせたい…

それにしてもひどい厨二病な回だわ…


《END》
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