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癒しと破壊は水の如く…12

その答えは目に見える事はなく、常に心の中にのみ仕舞われている。















「終わったんだー?」

「っ!五澪さん…」

「セーランさんかと思った?」

五澪はカラカラと笑った。
五澪に釣られたようにソプデトもクスリと笑う。
五澪は笑うのを止めると、ソプデトが持っていたシーエフの仮面をしみじみと眺めた。

「それがオルネラだった物?」

「はい。可哀相な人でした…」

「本気でそう思う?だったら道は一つじゃないかなー」

五澪はデカン族特有の瞳孔のない瞳でソプデトを見据えた。
どこを見ているのかわからない、と言われる分、こちらを真摯に見据えられると、幾分威圧感を感じる。

「二度とオルネラのような人が現れないように努力する事だよ」

一陣の風が吹いた。
五澪は表情を崩し、ニッコリ笑った。

「難しいことなんだろうけどねー。まあ、自分の道は自分で模索すべきものなんだよ。それはソプさんだけが知っている、心の中に仕舞われているものなんだ。ほら、何かの歌にもあるでしょ?『君が一つの物語なら、まだいくらでも書き換えられる、血のインクは乾かない』って」

「五さん…」

ソプデトは苦笑いを浮かべた。

「そういう事。いつまでもそこで泣いてちゃだめだよー」

バイバイ、と手を振ると五澪はポータルストーンでどこかへワープした。


ヴィア・マレア、ヴェーナ。
ソプデトはビヒアナ・ナディブと向かい合うように座っていた。
緑色の緑柱石をビヒアナに差し出すと、ビビアナは驚いたように目を丸くした。

「これは…ライネルの予言…!!オルネラがあれほどまでに自信を持っていたのは、このためだったのですね!ライネル川に沿って流れてくる伝説はただの童話かお伽話かと思っていましたが…まさか本当ににライネルが実存していたとは…」

「ライネル…?」

「五柱の神の祝福を受けて生まれたというライネルの伝説です。神に見放され大陸のどこかに隠れて、その涙が川を成したという伝説。ただおどろくばかりです…」

ビビアナはほぅとため息をついた。

「とにかく、陛下には私から正直に申し上げました。陛下は残念がりながらも、私の独断を許してくださいました。シーエフは今後もずっとエルフと共に生きていく事はできないでしょう」

「デカン族とドレイクのように…?」

ビビアナははっとしたように顔を上げてソプデトの顔を見た。
そして目を伏せた。

「そう解釈して構いません。同族の中ですら争わねばならないというのは本当に悲しい事ですね…」

しばらく沈黙があった。
沈黙を破ったのはビビアナの方だった。

「実は私も少し驚きました」

ソプデトはキョトンとしたように首を傾げた。

「テンプラーを導きながら常々感じていた私の考えと、シーエフの考えは本当に似ていたようです。不思議ですね…。さて、もう次の試練の準備をする時です。これで貴女がテンプラーになる前にやっておくべきことがほぼ終わります。」

ソプデトの表情が微かに明るくなった。

「今までは歴史を巡り、テンプラーの精神を学びました。ですから、今度は現実的な所でテンプラーとして生きるすべを学ぶことが必要です」

「はい」

「テンプラーの武器はご存知ですか?」

「え…と…鈍器です」

ビビアナはニッコリと微笑んだ。

「そうです。今度の任務は新しい武器を作ることです。魔法師の枠を越えて、肉体的な力強さも追い求めるためのテンプラーの武器、鈍器を作ることです」

「なぜ鈍器なのですか?」

「それはもっともな疑問です。鈍器は刃を持ちません。それはわかりますね?」

ソプデトは黙ってコクリと頷いた。

「それはテンプラーの武器が敵を殺すためではなく、正しい道に導くための物だという象徴的な意味を持っているからです。」

最近の鈍器は必ずしもそうだとは言い切れませんが、とビビアナは付け加えた。
確かに、とソプデトは頭の中にノイデセプターやシクナスの知恵と呼ばれる鈍器を頭の中に浮かべた。
確かに、刺がついて殺傷能力のありそうな形状は正しい道に導く道具とは言い難い。

「これから我々が戦わなければならない相手は、地上の生命体だけではなく五柱の神々です。私は神々の被造物が神に抗う方法について、ずっと考えてきたのです。そしてどうにかその糸口を掴みました。それこそまさに神の力を利用して神に対抗するということです。」

「毒を以て毒を制す…という訳ですね?」

「えぇ。それで今回作るのは、マレアの力が込められた鈍器です。材料は潤涼の水滴石の破片10個。これは女神の泉の近くにある破片の箱の中に入っています。破片の箱を開ける鍵はこれです。」

ビビアナは白く輝く10本の鍵束をソプデトに渡した。
それは少しミスリルの箱を開ける鍵にも似ていた。

「その鍵で破片の箱を開ける事ができます。そして水雫石の破片に込められた力で作られたウォータードロップゴーレムを倒さねばなりません」

ソプデトが目を伏せたのを不安と取ったのか、ビビアナは安心させるようにニッコリ微笑んだ。

「貴女の力だけで十分倒せると思いますから、ヴェーナ北西の女神の泉に行って材料を集めて来てください。」

「はい」

しっかりとビビアナを見据えて返事をしたソプデトを見てビビアナは緩く微笑んだ。

「変わりましたね。戦う事を覚えた目です。優しさだけではなく強さも身に付けられたようでなによりです。その優しさと強さを大切になさい。さあ、行きなさい」

ソプデトは黙ってお辞儀をすると建物の外に出た。


《続く》
閑話休題 12.5
_____
遅くなってごめんなさい…

長くなってごめんなさい…

毎度ごりょちゃんに変な役割割り当ててごめんなさい…




《END》
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